どらネコ堂 工藤大喜さん

どらネコ堂の工藤さんに、ここっちゃへ参加したきっかけや想い、今後についてお話を伺いました。

――普段、どのような活動をされているのか教えてください。

今は、ここっちゃへの出店準備中です。(取材日は2023年2月28日)

家族が病気をしまして、去年6月に地元に戻るという選択をしました。
これまで、静岡県にある調味料の会社で食品分野の技術開発をしていました。

ゆくゆくは個人事業を始めたいと思っていましたので、地元に戻って準備をしていたところ、ここっちゃの出店募集を見て、応募したという流れです。

――ここっちゃでは、どのようなカタチの出店になりますか。

飲食エリアで出店します。
メニューは移り変わることもあるかと思うんですが、基本的には、お子さんも食べやすいようにうどんと。
そして、直方の名物になるような、どら焼きを取り扱いたいと考えています。

――それで、どらネコ堂なんですね。

そうなんです。猫をコンセプトにしたいと思っています。
猫も犬も好きな方は多いですし、話していると何だか落ち着くように感じます。

――何かこだわりはありますか。

うどんについては、出汁の香りを大切にしたいと思っています。
私が美味しいと思う基準がそこだからというところですけど、かつおだしの香りがふわっとすると、美味しいうどんだなと楽しみになりますし。

子育て支援や託児所などの施設の隣にあると嬉しい飲食店といったアンケートを取ったんです。
そうすると、コーヒーが飲めるとか色々と意見はあったんですけど、一番多かったのがうどんでした。

どら焼きという選択をしたのは、どら焼きを食べ歩いている人は見たことがありませんが、食べ歩くことのできるスイーツだと思っています。買いに来ていただいて、その流れで何か新しい場所や興味があるものを見つけていただけたら良いなと考えています。

――今回、出店されるきっかけがあったら教えてください。

前職で食品の開発を行っていて、その中でマーケティングの手法などを素人ながらに勉強していくうちに、自分の思ったことなどを実現できる場所や機会があればと常々思っていました。それが、個人事業をしたいと思った理由です。

急遽、福岡へUターンすることになり、どこを活動の拠点としようかな…と考えていた時に、ここっちゃの募集を見て応募したといった感じです。

直方商店街も、昔に比べると少し寂しくなっていますし、多少不安もありましたが、ここっちゃの清水さんが講演された話をお伺いし、勇気づけられて一歩踏み出そうと決断しました。

――ここっちゃへ出店されるにあたって、何かイメージされることはありますか。

お店のモチーフは猫にしていきたいな…という想いがあります。
昔から、保護猫活動に興味を持っていました。
よく顧客満足度第一主義とかありますが、お店の運営の軸の一つに、猫幸福度第一主義ということを揚げようかと思っています。

――猫への想いは色々とあるのでしょうか。

幼い頃から、猫や犬がいましたし、家族も好きです。ビジネスの面においても周囲に猫は多く、個人的にも社会的にも恩恵を受けているように感じています。
今回、猫をコンセプトにする、キャラクターとして使わせていただく中で、その恩は返さなきゃいけないなという想いです。

――ここっちゃの出店で、何か心配なこととかありますか。

初めから成功するとは思っていないので、少しずつ少しずつこれからブラッシュアップしていくといいますか。良いものを作れるようになっていければと思います。

――ここっちゃに期待されることはありますか

地元はちょっと離れたところにありますが、学生の頃に直方商店街によく通っていました。当時、地元にはおしゃれなカフェはなく、直方商店街にはアンティークな食器を使った喫茶店などがあって、背伸びして通ったりしたことがありました。

その当時と比べても、寂しくなってしまったところがありますので、もう一度、子ども、親子連れが来る。小中高生も来て、何だかわくわくするような場所に蘇らせるという、その活動の一助に携わることができればと思っています。

――今後の目標などありましたら教えてください

猫もそうですが、猫好きの人、猫がそれほど好きでない人、三方良しといいますか、皆に満足していただきたいです。

――今日は、ありがとうございました。

取材日:2023年2月28日

【取材の撮影ご協力】
株式会社オフィスブロッサム
代表取締役 りきひさけんたさん
佐野桃佳さん(北九州市立大学在学)